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2011年12月26日 (月)

男らしさ

3歳を過ぎると、男の子は棒や刀などを振り回し始める。時には両親に切りつけたり、友達と切り合いをしたりして遊んでいる。切断は、精神分析的には、開拓を意味する。大人になれば、自分の道は自分で切り開いていかなければならないという、男として使命を予行練習しているのだ。相手も、切られる振りもしてあげてほしい。それによって子どもは練習の成果を得ているのだ。危険なことはもちろん、さけるように言わなければならないが、子どもは手加減を遊びの中で心得ている。これを、乱暴だと制止してしまうと、長じてから本物のナイフを振り回すことになるだろう。実際、カバンにナイフを忍ばせて塾に通う子もいると聞く。危険性があればもちろんそれはやめるように指導をしながら、開拓者精神の方を、ほどよく認めてあげることが望ましいのだ。
子育ての相談は、竹田精神科学研究所までどうぞ http://www.takeda-msl.com/
 

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