女らしさ
女の子は、母を理想の女性として自分の中に取り入れる。要するに母のまねをする。母と同じようにすることで、女性らしさを身につけていく。ままごと遊びをしながら、人形を背負い、世話をし、料理をつくって家族に食べさせる。親は差し出されたままごとの料理を、おいしそうに食べる。両親が食べることで、自分の行為の正統性を身につけていく。この世に自分がいてもいいのだ、自分の行為は相手に喜びを与えるのだ、という他者からの承認を得たことになる。
料理をしても、誰も喜んでくれない、言葉を発しても返事が返ってこない、そんな状況に中では、子どもは自分の存在を感じることはできないのだ。3歳になるまで、母が常に子どものそばにいて、言葉を返してあげてほしいものである。
子育ての相談は、竹田精神科学研究所までどうぞ http://www.takeda-msl.com/
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