潜在能力
人間の心の中に埋もれている能力を、潜在能力と呼ぶ。
それは、自分でも知ることができないような、抑えつけられたままになっている能力である。
自分でも、押さえつけられてきた、という自覚がないのである。
それを使わずにいれば、そのまま埋もれてしまう可能性は極めて高い。
人前で話すことが苦手、と思っている人は、その機会が与えられなかっただけなのかもしれない。
不器用などと思い込んでいる人は、他者からそう規定された経験のせいかもしれない。
潜在能力は、ちょっとした大工仕事などの時に発揮されるかもしれないし、妻の代わりにキッチンに立った時に発揮されるかもしれないのだ。
それに気づくには、自分には潜在能力がある、ということを自覚することしかない。
「あるはずだ」と思った瞬間から、潜在能力は浮かび上がってくるのである。
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