慣れ
人間の慣れには、良い面と悪い面とがある。右側通行するのも慣れであり、こうしなければならないなどと考えることなく歩いている。仕事上、叱られてばかりでは、精神が壊れてしまうので慣れることもある。それが自我防衛機制である。それで心の平安はいっとき保たれるが、気がついたら、体に変調をきたしていた、ということもありうる。それに気がつくのは、部署の移動などで環境が変わった時だ。その時初めて、今までの生活は何だったのかと気がつくのである。その差を知った時、人はその時の自分自身の対応を思い出すことになるのである。
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