対話
ヨーロッパ大陸では今日、戦火が絶えることはない。戦争とは、人間のもっている働きの一面でもある。よい部分だけください、というわけにはいかないのだ。獲物をとる、知識を摂取する、飲む、食べる、いずれも人間が成長していくためには必要な働きでもある。良い面を生かしつつ、片方からエネルギーを解放させることが必要だ。それには「対話」が最も良い。そのためには、対話相手を必要とする。そこには上下関係も国籍も性別もない対等の立場だけが存在する。相手の言い分を否定することなく聞くことが大切だ。押し通すのではなく、対等に語って、並べるだけである。そこには人間として平等な立場があるだけである。