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2016年2月 9日 (火)

梅の花を見て、ある人は花びらの色を見、ある人は花弁の数を数え、また別の人は春の訪れをその上に見ている。梅林からの道すがら、紅の色の鮮かさを隣の人に語っても、見物客の多さに驚いていた相手は「そうだったかもしれない」と少しうなずくだけである。同じ梅林で同じ梅を見ても、人の数だけの梅が存在するのだ。結局、自分の見た梅は、相手に伝わらない。伝わったと思うのは幻想にすぎない。こうして私が見た梅の美しさは、相手に理解されたかのように感じて会話しているのが私たち人間である。

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