心の声
子供たちは、自分たちの要求を訴え続けている。駅で子供がもっと電車の通過を見たいというとき、大人はそれを許す。すると子供たちは、後一回と言う。もう一回・・と繰り返しているとき、子供は何を言おうとしているのか。電車についての知識を、誇らしく語りたいのかもしれない。特急電車の通過時刻を知っていることを言いたいのかもしれない。成長していますよ、と報告しているのかもしれない。学校で「先生のバカ!」という声が理解できたら、先生も子どもも心が安らぐはずである。争うごとなど起こるはずもない。それらの声が、分析家には一瞬にして理解できるのである。
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