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2016年5月27日 (金)

美の基準

私たちが絵を見て「美しい」と感じるのはなぜなのだろうか。絵を見て、説明を聞いて美を感じるのは、視覚と聴覚とがくっついているからだ。その起源は幼少時代にさかのぼる。絵を見ていた時、「なんて美しいのだろう」とそばの誰かが言った時、子どもは絵とともに、「なんて美しいのだろう」という言語が頭の中にインプットされる。美の基準が形成された瞬間である。後年、絵に接した時、頭の中に「なんて美しいのだろう」という言葉が響くのだ。それが感想である。私たちは幼少期の経験の反復をしているのである。そしてそれが最も大切なことでもある。

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