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2016年10月 5日 (水)

真実

人が、誰かに向かって、「絵はいいですね」とモネの絵を想像しながら語ったとき、聞き手は、自分の思い描く画家の絵を思い浮かべながら聞いている。別々の絵を語りあっているようなものである。これでは、意見が一致することはない。こんなとき、カウンセラーは、絵という文字だけしか聞いていない。そしてそれができてしまうように訓練されている人のことである。だから、相手が絵をかたっているようで、まったく違う悩みを語っていることを理解できるのである。あなたがかかえているのは、こいいうことですね、と、相手に伝える。そのことに一番驚くのは語り手自身である。私が言いたかったのはそのことなんです、と、まるで他人ごとのようにびっくりされる。そして腑に落ちた、という語りでしめくくられるのである。そのとき、クライエントもカウンセラーも真実に出会えた喜びに浸るのである。

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