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外国映画は、父と子の関係を扱ったものが多い。一言でいえば、冒険と戦いの世界。実在のピアニストをモデルにした作品などは、コンクールでの勝利と、親子の葛藤を扱ったテーマが全編を通して流れている。日本映画に見るような、ほのぼのとした内容とは大きな隔たりがある。日本の映画が「和を以って貴しとなす」世界であるのに比べて、外国のそれは「自らの手で勝利を掴む」世界。それが良いか悪いかではなく、どちらかに偏ることのない現実の世界に住むにはどうすればよいのだろうか。