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2018年2月11日 (日)

蔵の街

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G市は足袋の街であると同時に、蔵の街でもある。路地の奥のいたるところに蔵を改装したカフェがある。表札も大正時代の面影を残しており、庭はもちろん、机、椅子、天井、襖、調度品の一つ一つにレトロが色濃く残っている。古風なテーブルのレトロなランプを灯せば、時代を超えて、時代をたくましく生きぬいてきた、この家の主人の繊細な一面に接する思いがする。私たちの心の中にも、変えなくてもいいものと、変えなくてはならないものの両方がある気がする。どちらもかけがえのない自分である。なんでも変えればいいというものでもない。趣のあるカップから立ちあがるコーヒーの香りを嗅ぎながら、この街を大切にしている人々の心意気に感じ入っている。

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コメント

私はG市と言うとゼリーフライを思い出します。こんな素敵なカフェがあるのですね。
ゆっくり、読書がしたくなります。

ゼリーフライさんは何でもご存じですね。蔵のお店は店員さんも上品で、お好きな読書にはぴったりの雰囲気です。

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