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「つまらないものですが」とか、「愚息」などと、人は謙遜の言葉を口にする。美味しいですよ、とか、一生懸命やってます、と言うことは少ないのではないか。言われた相手は、美味しそうですね、とか、凛々しい息子さんですね、と言わざるをえない。こんなとき、大人は「謙遜」を知っていても、「愚」と規定された純粋な子どもはそれを正直に受けとってしまうだろう。ぼくは○○なんだ、というように。この子が、なにか失敗したときなど、その言葉を思い出すだろう。そのとき、その言葉が真実味をもってその子どもに強く迫ってくるだろう。そして、失敗するたびにその言葉が彼を悩ませるだろう。
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