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2018年7月26日 (木)

共鳴

音楽室で講義をすることがある。部屋の天井はもちろん、四方の壁もドアすべて防音仕様になっていて、普段は音楽の練習の音が外部に漏れないようになっている。この部屋で講義を開始すると、自分の声が口の周りに張りついたまま広がらないのを感じる。あわてて声量を増して話すのだが効果はない。まるで自分の語りが伝わっていないかのようである。風呂場の音響効果のように、私たちの声はまわりに反射し、交錯し、響きを増加させながら、私たちはその反響音を聞いてもいるのである。つまり、自分の声を直接聞きながら、同時にほんの少しだけ遅れて聞こえるもう一人の声も聞いていることになる。それが心地よいこだまとなり、語ることが楽しくなるのである。すなわち共鳴しているということである。会話で大事なことは相手の言葉に共鳴してあげることである。そこではじめて、人は語ることが楽しく感じるのである。

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