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2018年8月29日 (水)

風の音

立秋を過ぎて感じることは太陽の光である。今まで猛威を振るっていた灼熱の太陽がおとなしくなるのだ。陽ざしを見て「あれ?」と思う人も多いはずである。民宿を出て海岸に出れば、風の温度も違う。私たちの皮膚に容赦なく熱風を送っていた風がどことなく和らいでいる。そうした日々の果てのお盆を過ぎるころから、海岸に密集していた海水浴客の数が激減していくのを毎朝目にする頃には、海岸に打ち寄せる台風波も高くなり、空の輝きはその光度を日に日に落として行くのだった。やがて会いたくもない現実の学校生活を目前にして、寂しげな海岸の風景とダブルのため息をつくのが夏の終わりの結論だということを知っているのは、ほかならぬ自分自身だったのである。

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