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2020年5月25日 (月)

立場

人の気持ちは、その人の立場に立って答えてあげることが大切だ。こんな当たり前なことを実行することは意外と難しい。「わからずやの上司に叱られた」という訴えに、聞く側が「それはつらかったね」と答えるだけでよいのだが、多くの人は「上司にも上司の事情が…」などと言ってしまいがちである。聞く側が上司を援護してしまっているではないか。その理由は、聞いているうちに、聞く側が非難されているように感じるからである。「上司にも…」といいながら、自分を援護していることになるからだ。言われた方はたまったものではない。聞き手の一言で、叱られた自分が悪いかのように感じてしまう。本人がますます孤立してしまうことに誰も気づくことはない。だれでもよい、その場合は、「それは大変でしたね」の一言だけで答えてあげることが最善の策であると、教えてあげる人はいないものだろうか。

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