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人は相手との関係のなかで生きている。こちらが下手に出れば相手は高飛車に、こちらが高飛車に出れば相手は引っ込むようになる。対人関係とは相対的なものである。高飛車に出るのは、自分が上に見られたい願望があるからだ。自分が下手に出るのは、相手の方が高いですよ、と相手に思わせるためである。両者の考えは無意識になっているので、相手を見たとたんにその態度をとるようになるのである。そう考えると、どちらが上で、どちらが下なのか分からなくなる。やはり人と人との関係は対等なのである。