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デパートでの買い物客を見ていると、家族連れの先頭に立っている人が買い物の主人公である。意気揚々としたその姿は凛々しく目に映る。いったん買い物が終われば、攻守交替だ。次男か次女が今度は先頭に立つ習わしだ。先頭の人の足の速さに比べて、他のメンバーは少し遅れ気味である。彼らにとって、似合うかに合わないなど、どうでもよい、といった風情が漂っている。常に先頭に立たせてあげることだ。それによって、先頭に立つ喜びと、付き合ってくれる人への感謝を学んでいるのである。