言葉の豊かさ
それを特に感じるのが、グルメ番組の食レポだろう。味という感覚を言葉に置き換える能力に、聞いている側はいたく感心する。「食材の旨味をカリカリの皮のなかにそっくり閉じ込め・・」。聞いている側の食欲をそそる語りである。そこには、食材という共通のモノがある。ところが、食材に比べて、心というものは、語る側、聞く側の両者に共通のようでいて、そうでない。それが間に横たわっている。これが誤解を生み出す源なのであろう。
それを特に感じるのが、グルメ番組の食レポだろう。味という感覚を言葉に置き換える能力に、聞いている側はいたく感心する。「食材の旨味をカリカリの皮のなかにそっくり閉じ込め・・」。聞いている側の食欲をそそる語りである。そこには、食材という共通のモノがある。ところが、食材に比べて、心というものは、語る側、聞く側の両者に共通のようでいて、そうでない。それが間に横たわっている。これが誤解を生み出す源なのであろう。