従う
言葉をもった人間は常に言葉に従って生きている。交通標識に「止まれ」と指示があれば自動的にとまっている。止まらされている、と言い換えてもよいくらいだ。そのことになんの抵抗も感じない一方で、人の命令・指示には抵抗を覚える人もいるだろう。命令・指示しているのは、人だけではない。私の中にいる、もう一人の自分も命令をくだしている。それがどんなものなのか、自分でも知ることができない。私はいったい何を求めようとしているのだろうか。
言葉をもった人間は常に言葉に従って生きている。交通標識に「止まれ」と指示があれば自動的にとまっている。止まらされている、と言い換えてもよいくらいだ。そのことになんの抵抗も感じない一方で、人の命令・指示には抵抗を覚える人もいるだろう。命令・指示しているのは、人だけではない。私の中にいる、もう一人の自分も命令をくだしている。それがどんなものなのか、自分でも知ることができない。私はいったい何を求めようとしているのだろうか。