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私たちはずいぶんわがままを親に向かって言ってきた。それを受け止める側はてこずったことだろうが、そんなことを憶えてはおらず、自分だけが素直に育ってきたとすましこんでいる。なぜ記憶にないかと言えば、困らせたのではなく、ただ単に自己主張したにすぎないからだ。親の考えとは違っていたにすぎないからだ。今や自己主張などしにくい社会に放り込まれてしまった。わがままを言えた時代は夢のまた夢だったのか。