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レストランなどで店員に注文の品物を告げるときに、店員が復唱する。その効果は二つ。一つは、注文の確認。二つには、自分の言葉を店員の口を介して聞くことで、自分の声を二度聞くことになることだ。店員のなめらかな声で聞くと、自分の注文したものが素晴らしくよいチョイスをしたかのように感じられる。人間は自分の声を自分で聞くことができない。それは丁度留守電に録音した自分の声がまるで不気味な人物の声のように感じられる、その不気味さである。店員の声はその不気味さを見事に払拭してくれる。
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