嘘
近くの商業施設に向かった。市の商品券交換をするためだ。当然店内で迷う。そのとき曲がり角からロボットのアシモが現れた。ビックリして道を譲ろうと身をかわした。もし衝突して壊したりしようものなら、億単位の保証を求められるだろう。聞いた話では、アシモと衝突しそうになって、人間のほうがとっさに床にスライディングして難を逃れたことがあったらしい。クワバラクワバラ・・ぶつからなくて幸いであった。私は、これを試してみようと思い、アシモの耳に向かって、「◯◯市商品券交換」と、葉書に記載してあった通りに言上した。ロボットからは、「嘘です!」とのすげない返事。係員の言い訳は、新入社員なもので・・、と。それを聞いて少しも腹立たしく感じなかったのは、相手がロボットだったからなのか、それとも、こちらの老化のせいなのか。