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同じ時間でも、時間の経過が遅く感じられる場合と、矢のように時が早く過ぎ去るように感じられる場合とがある。その差はいったい何か。それは、自らがその時の主人公になっているかどうかである。時を支配しているのは自分だ、中心人物だという意識がその差である。本を読まされている、のではなく、自らが主となって読んでいるのである。それを自意識と呼んでいる。