« 出立 | トップページ | 確立 »
われわれが二本の足で歩くようになったのは1歳前後である。両親にとって喜ばしいことであったに違いない。しかしそれはまた、両親の思う方向とは異なった方に行くことで、両親との葛藤を生むことにもなる。それが「自律」の時期である。自ら考え、行動し、責任を取るのだ。その時、どれだけ自分のとった行動に承認を与えられたかが問われることになる。その時期を無事に育てられることで、責任感の強い人間に育っていくのである。