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道を歩くとき、人は日だまりの方へ歩みを進める。凍った歩道などまっぴらごめんだ。私たちは人のぬくもりの中に安らごうと躍起になる。ぬくもりとは何か。それは自分を越えた温度。私を越えた温度とは何か。それは私以上の愛。それを与えてくれる人は母以外にはないではないか。私たちは、もうこの世にいない母を求め続ける子どものようなものかもしれない。