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買おうか買うまいか悩んでいるとき、もったいない、似たような服が家のタンスのなかにあったからやめよう、などと思って買うのをやめることがある。そのとき誰の指令にしたがっているのだろうか。その指令は自分の指令なのか、確かに自分自身のものなのだが、欲しくて一度は手にしたのも自分である。二つに引き裂かれた片方の指令に従わされているのも自分である。その指令の元はいったいどこで発せられた指令なのであろうか。