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身の回りにたくさんの品物があるなかで、自分が見ているものはせいぜい一つか二つである。カレンダーの上に描いてある山の景色を見ているときは、どこか遠くに行きたいと考えているのだし、椅子が気になるときは、その椅子にガタがきてるから新品に買い換えなければならないと思っているからだろう。そう考えると、我々はモノを見ているようで、自分の心を見ていることになるのである。