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読書しているときの声はいったい誰の声なのだろう。誰の声で読み、かつ聞いているのか。本の読み聞かせを子どもたちにしているとき、彼らは一心不乱に声と絵本に釘付けになっている。読んでいる人の姿はそのとき消え去り、声と絵だけが脳裏に焼き付いている。読んでもらった人物は遠い記憶の彼方に消え去っていったのだろう。