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紳士服の店内でお客が店長に文句をつけている。昨日店員に選んでもらった背広が体にフィットしない、と言う。そうですか?と店長は言いながら肩に触れ、ボタンをかけ直し背中をサッと撫で、肩をポンポンと二三度軽くたたいて大丈夫です、ピッタリです!と頭から爪先まで見回しながら呟いた。背広の主はそうか大丈夫かピッタリしてきた!と言いながら店を後にしていった。店長との信頼関係のなせる技と言うべきであろう。