« 目指すもの | トップページ | 本当のこと »
人は仕事に追われ、家事に追われ、子どもたちは宿題に、作家は締め切りに、家を建てれば月末になるたびに追われ。一生追われっぱなしである。いっそのことそれから逃れようと思っても、その声に追われている。自分の部屋に閉じこもって安心と思って本を読もうとすれば、それを選らんだのか、選らばされたのか分からなくなっている。えいとばかりに本を投げ捨てればこれまたそうするように命令してきた何者かがいる。あなたはいったい誰?