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人はいつもどこでも何かと対話している。ここに一枚の風景画があったとしたら対話が始まる。描かれている樹木の名前は何か、遠景に描かれている山は何という山か、描いている画家はこれから山を登るところか、下ってきたところか、それとも描くためにイーゼルを立てかけただけなのか…想像の翼が羽ばたく。結論は不要だ。対話していること自体に意味があるからである。