予定は未定
人生、思い通りにいったためしはない。行った店は閉まっているし、乗ろうとした電車は途中駅で急行列車の通過待ち…。その都度自分の運命を呪ったりする。予定より物事が順調に進んだことなど記憶の彼方に忘れ去り、今起きている不運のみがクローズアップされている。私たちはそんなとき、運命を呪うと同時に、次の手段を考えたりする。脳細胞をフル回転させ、どう対処すべきか考えをめぐらす。そのおかげで脳が活性化されているのかもしれない。呪うまえに、そんな進歩的な考えをうかべることができたら、また一歩進歩していると言えるのかもしれない。