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味のある人生、とか、味わい深い文章、などと私たちは何かにつけて味で表現する。どんな味かと問われて明確な答えを見いだせないままでもある。その味とは、0歳の私が初めて味わったあの味が起源だからではないだろうか。しかし、そのときの味わいはとうの昔に置き忘れたままになっている。そんなことは記憶の海に沈めて、味わい?などとすましこんでいる私がいる。