欲しい
欲しいと思うモノはすべて無意識である。7歳の男の子が3歳用のおもちゃが欲しいと激しくせがむので買ってあげてから両親が気がついた。この子には7つ歳上の男の子がいて、物心ついた頃には年長の子供用のおもちゃしかなかったのである。すなわちそれ以前の子供用のものであそんではおらず、手にしないかぎりは卒業しないものだったのである。このように欲望のすべては無意識になっているので自分でもその訳がわからない。それでも欲しいものは欲しいと感じてはいる。その不満を満足にすることで次の段階に進むことができるのである。その時代にはその時代のことを満喫することが必要なのである。