制限
私たちはいろいろな制限のなかで生活している。あれはだめこれはだめ…そのことにほとんど麻痺しているのが現実だ。人と人とがスムースに生活するためにもうけられたのが道徳・倫理・常識だからだ。会合には出るべきだ、挨拶はすべきだ…尾瀬ヶ原を歩いた人がすれ違うたびに何百人と挨拶したことか、と述懐していた。自然に触れに行ったのに人と触れに行ったようなものだと。しなければ非常識と思われることだろう。その点、制限されること違和感を覚える人はある意味で正常かもしれない。どちらが常識的でどちらが非常識なのか。