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たくさんのモノに囲まれながら私たちはそのほとんどを視野に入れていない。目の前に広げた本があったとしても、その向こうを焼き芋屋さんが通過していけば、その瞬間本もコーヒーカップもペンも時計もこの世から消え失せる。この世は焼き芋屋で占められる。私という存在すら危ういものだ。