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のど元過ぎれば熱さ忘れる、のことわざ通り、人間は忘れるのが得意だ。自分を基準にしているのではなく、もともと忘れるようにできているのだ。もしすべてを記憶していたら頭がパンクしてしまうだろう。何も考えることができなくなるに違いない。そのための防衛として人は忘れるのだ。食べたことも忘れ、今言ったことも忘れるのは、ある意味幸せなことなのかもしれない。