« 通じる | トップページ | 慰め »
人が人に向かって、「自分にできるかな?」と問いかけるとき、分析家はこう考える。「何を言わんとしているかを考えるのではなく、何を言っているかを聞くこと」と。一般的には一瞬の間が生じます。すなわち、「できるかどうかこちらには何とも言えない」と言うものだ。同様に、「私は大丈夫かな?」、あるいは、「成功するかな?」もそうである。「俺はすごい?」もありそうだ。どう答えればよいのか。それらの質問のなかに、すでに答えが語られていることに気がつけばよいのだが。