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この世に存在している証として、名前を呼ばれるのがある。名前にはいろいろある。順番待ちしているときに「何番さん」と呼ばれたときの嬉しさはたとえようもない。元気よく返事をしてしまう。そのとき私は何番という人になったのである。この世に現出した瞬間である。生きている実感は名前の読み上げに起源があるのだ。