形
新緑の山並みにまとわりつく霧の姿は時時刻刻と変化している。その中を一羽の鳥が横切るさまに、ときおりハッとさせられる。霧の形同様、我々人間の心もみな一様ではない。好み・生き方・顔かたちすべてが違う。私という一人の人間だって、思っている事がコロコロ変わる。食べようか、食べまいか…いっこうに定まることはない。人のことをどうこう言えた筋合いではない。相変わらず霧が緑の木々に絡みついている。私のこだわりとはいったい何だろう。
新緑の山並みにまとわりつく霧の姿は時時刻刻と変化している。その中を一羽の鳥が横切るさまに、ときおりハッとさせられる。霧の形同様、我々人間の心もみな一様ではない。好み・生き方・顔かたちすべてが違う。私という一人の人間だって、思っている事がコロコロ変わる。食べようか、食べまいか…いっこうに定まることはない。人のことをどうこう言えた筋合いではない。相変わらず霧が緑の木々に絡みついている。私のこだわりとはいったい何だろう。