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人はいつか地位や位置から移動する。「月日は百代の過客にして、行かふ年もまた旅人也」と芭蕉が言った通り、人は常に動いている。動くとき、他の人に取って代わられたのではなく、自らひいたと考えることである。それを能動性といって、人生の主人公は自分ととらえることである。ひくのも新たな人生を見いただすのもすべて自分が引き起こしたことと受け取ることがすべてである。