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月ごとのカレンダーはどうだろう。そこには私の過去・現在・未来が印字されている。今日という日を見ながら三つの次元を須臾の間に見つめている。あの時はどうだったとか、来週はこうだといった風に。日めくりカレンダーはどうか。うっすらと明日の日にちが透いて見えていたりする。上部には今までの日数の分だけ引き千切った紙片が残っているではないか。どこまで行っても三つの次元がついてまわってくる。われわれは三つの次元を生きる旅人である。