自信
「自信を持て!」と言われて、反射的に「ハイ!」とか、「頑張ります!」などと口走ってしまう。返事したあとで、「どうしよう」、と半ば、安易に言ったことへの罪悪感が、半ば、どうすれば持つことができるというのか、という絶望感とがないまぜになって自らを襲ってくる。「持て!」と言われて持てるようなら誰だってその日から自信満々になれるのに。自信とは、他者から、「あなたのここがすごいね」と言われて初めて持つことができるもの。では誰でもよいのかというと、さにあらず。信頼関係ができている相手から言われることが必要条件である。