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対話相手は誰とでもよい。父と対話すれば、父は子供の話し方を聞いて、そういう場合はこう言うべきだ、と教えてくれるだろう。母と対話すると、母の話が多くなってしまうに違いない。子供には、ウンの返事だけで、食べ物が出されるだろう。書物と対話すれば、知識が増え、言葉も覚え、世界が広がるに違いない。この場合、人との対話に困難を感じるかもしれない。なぜなら、対話とは予測不能のことが起きるからだ。それに答えるのは実に難しい。しかし楽しいこともある。それは相手の表情が見られるからである。