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旅行案内書の表紙には談笑している旅館の女将と旅行者が写っている。女将はいつも笑い通しでないとは分かっていても、きっとこんなもてなしをされるのではないかと思ってしまう。それで旅に出掛けるかというとさにあらず。現実が女将の笑顔から私を引き離す。現実は残酷であると同時に親切でもある。