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奢侈の限りを尽くし、池の鼈がときどき頭を擡げるような家に住もうと、簡にして素なる良寛の五合庵を絵に描いたような、手を伸ばせばすべて事足りる家で一生を過ごそうと、テレビに向き合う生活にさほど変わりはない。掃除が楽だという言い訳をよそに、竜宮城に憧れる自由が自分にはある。