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遣場のない苦悩は、あちらに語れば誤解を受け、こちらに呟けば一気に噂が広がるのを知っており、心の奥底に滞留したままだ。語りたい気持ちと、語ってはならぬという指示との乖離にまた悩んでいる。同じ言葉が纏綿して離れず、言葉は身体症状として現れるが読み解くひとはごく僅かだ。読み解くことが可能だとすれば、それはどのようにしてなのか。