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この世でもっとも気ぶっせいなものは立食パーティーであろう。見ず知らずの人たちの輪に招じ入れられようとしなければならない。それはしたくない。明るい照明とは裏腹に心は悄然たるままである。双の手はコップと皿で塞がれているので口だけが交際道具である。どうするか。唯一知り合いが居たので窮状を訴えた。彼はこう教示してくれた。会話などせずただ食べていろと。参加しなくなって久しい。