« ミルク | トップページ | 邂逅 »
経験が増すとともに情熱と理想との齟齬を感じる。昔嘲笑していた先輩たちの説教がさほど滑稽に見えなくなってきて、自らの弱さが瑕瑾にしか思えなくなってくる。他人の瑕瑾を広い心で受容するのではなく、感じなくなってくることもまた不安材料の一つだ。鈍感とはつまりそうしたものかもしれない。