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子どもが親を思いのままに頤使するのは、自らの欲望の実現を体験するためだ。彼らは欲望が叶うことなど夢想だにしてはいない。子どもが、「おかわり」と言って器を出す、それに応えて親がおかわりを出す。欲望は必ず実現するよ、と親が示しているのだ。親はたまったものではないと感じるかもしれない。しかしそれが良い、それがベストなのだ。親以外、誰が叶えてくれるというのだ。